2009/1/23 金曜日

店員と客の会話

category: にっき

 はじめまして。プログラマーのギンです。
毎日くだらないことを考えるのを趣味にしています。
今日はそんな考え事のひとつを書いてみたいと思います。

これは先日、僕がよく行く某ファーストフード店にて考えたことです。

そのお店はサンドイッチのお店なのですが、中にはさむ野菜の種類
が多いので、食べられない野菜を入れて欲しくないお客さんのために、
注文の時に店員さんがそれを尋ねてくれるシステムになっています。

野菜

ある日、僕の前に並んでいたお客さんの注文を受けている時に、
店員さんが

「苦手なお野菜はございますか?」

と尋ねました。

するとそのお客さんは、

「特に無いんですが(数秒の間)…オリーブを抜いてください」

と答えました。

それを聞いた瞬間、僕は、

「なるほど…深いな!」と、一人で感心しました。

店員さんの「苦手なお野菜はございますか?」という問いかけは、
この場合、「入れて欲しくない野菜はありますか?」という意味です。
少なくとも、店員さんはそのつもりで聞いているはずです。

でも、考えてみれば当たり前ですが、
「苦手かどうか」と「今、入れてほしくないかどうか」は、
必ずしも一致しないわけです。たまたま「ポリフェノールの摂り過ぎ
は体によくない」というようなウワサを聞いた直後だったら、いつもは
大好きなオリーブも「今日は食べるのやめとこうかしら」と思うことも
あるかもしれません(オリーブはデフォルトで入ってます)。

さらに言えば、「苦手なお野菜はございますか?」との質問に対し、
「ニラです」というように、店員さんの想定外の答えを返して困らせて
しまうこともできるわけです。
(ニラはデフォルトで入りません。というかお店に置いてないので
頼んでも入れてもらえません)

でもそのお客さんはそのような困った返答はせず(あたりまえですが)、
「苦手な野菜は特にないな…でもこれはそういう意味で聞いてるん
じゃないんだよね。ようは入れて欲しくない野菜があるかってことで
しょ。今はオリーブを食べたくないんだよね。でもオリーブは別に全然、
苦手じゃないからオリーブ苦手ですって答えるのはイヤだなぁ」という
ようなことをおそらく考えたために(数秒の間)が生まれ、上記のよう
な反応になったのだと思います。

そんなやり取りを横で聞きながら僕は、

「普段、仲間内で当たり前のように使っている言葉も、
外部の人にそのまま通じるとは思わない方がいいんだな」とか、

「逆に、相手の言っていることの言葉づらだけを捉えていたら、
本当に言いたいことを聞き逃してしまうこともあるんじゃなかろうか」とか、

「それにしても最近の飲食店の店員さんって、言葉使いをマイルド
にすることに力を注ぎ過ぎだと思うな」とか、

「だいたい“空いてるお皿お下げしてよろしかったでしょうか”って
何で過去形にするんだ」とか、よそのお店の事情にまで思いを
巡らせながら、えびアボカドサンドを食べていたのでした。

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