・第241回・

2013年10月12日(土)
私にとっては夢が現実となった日です。

そう、この日『ポケットモンスター X・Y』が世界同時発売されました。

フランス、ニューヨーク、ドイツ、日本などでもイベントが行われ、世界中がこの日を祝ってくれました。本当にありがたいことです。

世界同時発売だからこそ、世界の人とその日に出会うことができ、一緒に楽しむことができます。そして、ポケモンを初めて発見する感動と興奮を世界中の人と同時に楽しむことができるのです。

実現できて、無事発売できて、みなさんにお届けできて本当に良かった!

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回「美しさ」「絆」「進化」をテーマに、仲間と共に冒険し、ポケモンを捕まえ、愛情をもって育て成長していくゲームを創りました。

でも、もっと大きなテーマがあります。
ポケットモンスターのディレクターをしていて、いつも考えていることがあります。

それは、この現実世界のこと。

「よりよい世界を!みんなで作ろう!」

人生の中での出会いとは、不思議なものです。
もし、1年早く生まれていたら、いまの友達や仲間は変わるかも知れません。
もし、好きなもの嫌いなものが違ったら、出会いは変化します。
もし、同じ時代でなかったら。両親が出会わなかったら。
そう考えると、本当に数多くの要因によって出会いが形成されていることに気づきます。

偶然であり奇跡である、出会い。

そうして奇跡的に出会った、同じ時代にこの地球に住んでいる人としたいこと。

それは、憎しみ合いではなく、前に向かってよりよい世界を作り上げて行くこと。

X・Yというタイトル名も同様の考えです。

これはX軸・Y軸方向に伸びていくそれぞれの考え方を表現しています。
この2つの考え方は全く違う方向に伸びていますが、実はX軸とY軸は交わる点(ポイント)があります。それぞれの考え方の共通のポイントを見つけようという思いがこのタイトルに込められています。違いを探すのではなく、共通のポイントを探そうと。

「よりよい世界を!みんなで作ろう!」

そんなことを考えるきっかけになるソフトを作りたいのです。

『ポケットモンスター X・Y』は約3年半の年月をかけ、
各国語への翻訳等のスタッフも合わせると、500人を超える方々と共に制作しました。

素晴らしいスタッフに恵まれ、そして多くの方々と一緒にものづくりが出来たことを
嬉しく思いますし心から感謝しています。
もちろん、スタッフとの奇跡的な出会いにも感謝です!

いろんな角度で楽しみながら、是非、遊んでみてください!

では!